民主党の細野氏が核燃料は圧力容器を破って格納器まで多少は達しているかもと発言した。しかしよく考えてみよう。ことは一番損害がないと思われていた一号機の水棺作業をしようとしたら水が半分くらいしかたまらないということで再検査したことに端を発していたはずだ。その結果なんと炉が空だったということを今更発見した。しかし、水棺作業は中の圧力容器ではなく、その外の格納容器に対して行っていたはずである。そこに水がたまらない、かつ燃料棒の完全メルトダウンとなると、論理的帰結は格納容器も損傷して水漏れしているということである。原子力村ではいまでも原子力安全神話を神棚にまつっているのであろうか?お釜はもう割れているのだ。問題は割れて燃料はどこまで達しているのか?
そろそろ客観的で論理的な思考を取り戻し、最も科学的に合理的な説明を国民に伝えた方がよいのではないか?米国ではメルトダウンだけではなく、三号機あるいは1-2号機において再臨界―核爆発が起こっていたのではないかという推測も始まっている。またもや海外が先に知って日本国民が後という知辱サイクルを繰り返すのでは、日本人の知性が世界水準に達していないという国家機密さえも漏洩していくのではないかと心配だ。
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